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北はりまの奥座敷と言われる加美の最北端、杉原谷のいちばん奥、杉原川の源流に近いところが、「天下の名紙」と称えられた「杉原紙(すぎはらがみ)」のふるさとです(現集落名:鳥羽(とりま))。和紙の原料となる楮(こうぞ)が自生し、清流杉原川が流れるこの地が育んだ手漉き和紙の伝統は、杉原川に雪が降りしきる厳冬期に行われる「楮の川さらし」に今なお受け継がれています。
杉原紙には漂白剤は一切使用されていません。厳冬期の雪と水にさらすだけです。外気が冷たければ冷たいほど白さが増すと言われています。こうして生まれた自然な白さ、繊細で温かみのある風合いが杉原紙の魅力です。「自分で杉原紙を漉いてみたい!」方は、杉原紙研究所で体験実習ができます。「私だけのオリジナル和紙が手作りできる」と好評です。
杉原紙研究所に隣接する寿岳文庫(じゅがくぶんこ、多可町和紙博物館)では、杉原紙に関する資料が展示されており、1300年にわたる杉原紙の歴史を見ることができます。●寿岳文庫 ここをクリック!
おなじく隣接の「でんでん」では、各種杉原紙や杉原紙で作られた手作り工芸品の展示販売を行っています。●「でんでん」 ここをクリック!
すぐ隣の「道の駅 R427かみ」のレストラン車留満(シャルマン)は、加美の名産「播州百日どり」の美味しい料理を手ごろな価格で食べられると人気です。●道の駅 R427かみ ここをクリック!